開運招福願い 米沢・甲子大黒天本山の例大祭
米沢市の小野川温泉にある甲子(きのえね)大黒天本山(関谷寛明住職)の越年例大祭が19日、同山で行われた。県内外から約400人が訪れ、打ち出の小づちの形をした籠を振って福くじをまく、恒例の「開運招福加持」などで新年の幸福を願った。 山伏がほら貝を吹き神斧(しんぷ)と宝弓、宝剣などで厄払いをし、続いて開運招福加持を行った。山伏が参列者の列の間を巡って籠を振り、中に入った紙の福くじをまいた。当たりくじを手にした人には、タイの置物といった縁起物が贈られた。 関谷住職は、来年の巳(み)年について、蛇は休眠明けの春に穴から出てくることから「来年は準備の年とも位置づけられる。無理に進むのではなく、それぞれに合った道を探す一年にしてもらいたい」と話していた。