マカオ、コカイン密売でタンザニア人旅客の男女3人逮捕
マカオ司法警察局は10月17日、マカオでコカインを密売したとして同月15日にタンザニア人旅客の男2人と女1人(20~40代)を相次いで逮捕したと発表。 同局によれば、マカオで違法ドラッグの密売に従事しているタンザニア人の男女3人がいるとの情報を掴み、内定調査を経て容疑者を特定。10月15日午後10時頃、マカオ半島中区の街頭で男1人を逮捕した後、付近にある男の滞在先のマンションの部屋を捜索したところ、室内にタンザニア人の男女各1人がおり、部屋の中から小分けされたコカイン計4.52グラム、末端価格にして約1万5000パタカ(日本円換算:約28万円)相当を発見するに至ったという。 なお、3人とも同局の調べに対しての協力を拒否しているというが、尿検査の結果はいずれも陽性。同局では、捜査を通じて3人が麻薬密売組織の上役から指示を受けてマカオ入りし、ナイトスポットや路上の物陰にコカインを隠して買い手にピックアップさせていたことなどがわかり、3人の関与は明らかとし、全員を麻薬・向精神薬密売罪で検察院送致するとした。3人のマカオ入境時期は1人が今年8月初旬、残る2人が10月とのこと。