ハンバーグを焼く参加者に助言する栗原さん（右）

　青森県東通村アンバサダーを務める料理家・栗原心平さんとキャンプを楽しむイベント「栗原心平さんとキャンプしよー♪」が4日、村内で開かれた。青森市と八戸市の3家族計7人が参加し、栗原さんから東通牛やホタテ、マイタケなど東通産の食材をふんだんに使ったキャンプ飯5品の作り方などを教わった。 　イベントは村が主催、東北電力の協賛で開催した。同日は雨天のためキャンプは中止となり、村農産物加工センターで料理教室を実施。栗原さんは自ら考案したホタテとキノコのアヒージョ、東通牛バーガー、ポークシチューなどのレシピを紹介しながら調理工程を実演した。 　アヒージョの調理では、保水力の高いキノコについて「火をかけ過ぎると水分とうまみが抜け出してしまう」などと説明。火加減の調整方法や調理器具ごとの特徴も紹介し、参加者は真剣なまなざしで栗原さんの話を聞いていた。 　その後、参加者は栗原さんに助言をもらいながら、赤カブの漬物ステーキなど3品を約1時間にわたって調理。3姉妹で参加した青森市の山本久美子さん（45）は「栗原さんの実演を間近で見ることができてうれしかった。全部の料理がおいしかったし、教わったレシピは次のキャンプで作りたい」と話した。