亀梨和也配信ライブ「Inside23 experiment No0」より

　3人組グループ・KAT-TUNのメンバーで歌手・俳優の亀梨和也（38）が1日、配信ライブ「Inside23 experiment No0」を開催した。 【写真】まさに熱唱…配信ライブで歌い上げる亀梨和也 　「Inside 23」（インサイド ミー）とは、亀梨がこれまでに出会った人やこれから出会う人、物・コトなどについて知りたいことを自ら学んで取り入れ、そして共有して形にしていくプロジェクト。これまで、アパレル企画やブレンドから学習してのコーヒー販売、異業種コラボとしてインスタレーション撮影などを行ってきた。「experiment No0（実験）」というプロジェクト名には、0からの気持ちで「実験」するかのように、自分のものにしてから発信していきたいとの思いが込められている。 　このプロジェクトの本格始動前から開催している「Inside23 experiment No0」のライブは、今回で3回目。プロジェクトが2024年3月23日から本格始動し、10月31日に「223日目」を迎えたことから、“プロジェクト始動223日アニバーサリー配信ライブ”と題して開催。これまでは小規模な人数だったが「観たいと願うすべての人と演じる側がフラットな条件で平等に同じ時を過ごすことを目的」に、今回は配信のみのライブとなった。 　ライブは、都内近郊の廃ビルを舞台に、これまで同様、亀梨自らバンドメンバーを集め、カバー曲を中心にセットリストを構成。その楽曲を選ぶに至った理由も映像やトークで披露しながら展開し、しっとりバラードから情熱的な楽曲まで、さまざまな楽曲を表現力豊かに披露した。 　MCでは、配信ライブらしく、視聴者から寄せられたコメントを読み上げる展開に。亀梨は「1曲目終わって、『指輪とかは集中できない』っていうコメントもあったので、あまり触れずに行こうかなと思ったんだけどね、気持ちよく見てもらいたいんで。この指輪でしょ？」と、おもむろに左手の薬指にはめた指輪を手に取る。そして「こちら、もう少々お待ちください。みんなにクリスマスプレゼントで、今まさに絶賛作っているものです」とプロジェクトで制作しているアクセサリーであることを明かし、いたずらっぽい笑顔を見せた。 　その後も、亀梨が「めっちゃしゃべってるね」といいながらトークと、歌を存分に披露。「1回大きめのホールでやりたいね。何千何万というお客さんの前で。夢ですね」と願望を明かしたり、Snow Manの宮舘涼太が出演を希望した話や、ドラマ『野ブタ。をプロデュース』で自身が演じた桐谷修二が、今日誕生日であるという話の流れから、修二と彰の「青春アミーゴ」の１フレーズをアカペラで披露。「あれからもう約20年ですね。いや、それは僕も大人になりますよ」としみじみ語った。また、ファンからの「亀ちゃんのソロ曲も見たい」という要望に対しても「ちょっとその辺はInside23とはまた違った形でツアーできたらいいなって。ほんとに今進めてるので、楽しみにしていてください」と含みを持たせた。 　ライブ終盤には、「歌っちゃうと終わっちゃうから、しゃべりで引っ張っちゃう」と名残惜しそうにMCを引っ張りながら、最後の楽曲へ。歌う直前、亀梨は自身の心情をしっかりとした言葉で伝えた。「今、この曲を僕の中で歌わせてもらうことにもすごく意味が、さまざまなな人のね、思いがやっぱあるから。どんな形になろうと、それがこれまでやってきた道だなっていう風には思わなきゃいけないし、それぞれの歩み方もきっとあるだろうし。でもどんな道を歩もうとも、これまで共に歩んできた皆さんと仲間たちには、ほんとにみんなですてきな景色が広がるような、そんな時間を過ごしてもらいたいなというふうに思っています。普通の思考だったら、なかなかのこの曲は選択しないんですけど、僕の強い思いの中でこの曲を歌わせてください。聞いてください」と、KAT-TUN「PRECIOUS ONE」をセルフカバーし、情感込めてたっぷり歌い上げた。 　歌い終えた亀梨は、「これからも一つひとつ、しっかりといろいろなことを感じて受け取りながら、このプロジェクトもいろんなものをインプットして形にして、これからもたくさん思いを共有して、なるべく笑顔で過ごしていけたらいいなと思っております。オンリーワンの関係で、これからも過ごしていきましょう。今日は本当にどうもありがとうございました」と締めくくり、幕を閉じた。 　なお見逃し配信は、9日正午～18日正午までチケット購入が可能となっている。 ■終演後の亀梨のコメント 実験室として始めたプロジェクト「Inside 23」（インサイドミー）で223日目のお祝いをみんなで集まれて、とてもうれしかったです。223は自分の誕生日。プロジェクト名も「23」をミーと呼んでいて、SNSでずっと223日を楽しみにしてくれている人がたくさんいることを知って、今回実現しました。 これまで出会った人、モノ、こと、これから出会う人、モノ、ことを自分の中に取り入れて形にし、みんなと共有する実験室がInside23。これからもいろいろな経験をみんなとたくさんしていきたいと今日改めて思いました。 今日は開演前からたくさんの人が集まってくれていて、チャットに書き込んでくれた感想を読みながらのライブは、一人一人の声は聞こえないけど、そばにいてくれるような温もりを感じる貴重な時間でした。 グループではなく、個人でなく、Inside23だからできるライブ、それは何だろうと何ヶ月も模索しました。場所を探すところからスタッフの方と0から始めて、どれも貴重な時間でした。そして最高のバンドメンバーと最高のスタッフと一緒に作り上げたこのライブ、最高に楽しかったです。