道後温泉本館の屋根瓦が今治・菊間に里帰り 松山市がかわら館に贈呈、常設展示へ(愛媛)
愛媛県松山市は1日、道後温泉本館(道後湯之町)の保存修理工事で取り換えた屋根瓦の一部を、今治市菊間町浜の瓦のふるさと公園かわら館に贈った。かわら館で2日から常設展示される。 贈ったのは、神の湯本館で使われていた拝巴瓦(おがみともえがわら)1本と隅巴瓦(すみどもえがわら)1本、軒瓦(のきがわら)1枚の計3点。市道後温泉事務所によると、いずれも1894年建築当時の菊間瓦とみられる。拝巴瓦は先端に「神泉」の文字が陽刻され、隅巴瓦は一般的なものに比べて彫刻が細かいなど職人の技術がうかがえるという。 道後温泉本館は7月11日に全館営業再開を予定している。
愛媛新聞社