秋冬ニンジン鮮やか 小松で出荷ピーク
石川県内最大のニンジン産地である小松市で、秋冬(しゅうとう)ニンジンの出荷がピークを迎えている。18日は同市向本折町のJA小松市野菜総合集出荷場に、色鮮やかで香りや甘みが特長の「アロマレッド」約3トンが運び込まれ、選果、箱詰めされた。19日に金沢や小松の市場に届けられる。 小松市では農家12軒が約6・4ヘクタールで作付けしている。同JAニンジン部会長の本村友一さん(61)=同市日末町=によると、今夏の高温で発芽への影響が懸念されたが、水やりの回数を増やすなどして対応し、形がきれいで色つやも良いニンジンが仕上がった。 本村さんは「寒くなると甘みが増す。サラダや鍋などで味わってほしい」と話した。来年1月中旬ごろまでに例年並みの約200トンの出荷を見込む。