渋谷クロスFM「アリス矢沢透のなんでも応援団!」が放送100回目「ゲストから引き出せたか」
矢沢透(75)がパーソナリティーを務める、渋谷クロスFM「アリス矢沢透のなんでも応援団!」(毎月第1、第3木曜午後7時)が、7日の放送で前番組から放送100回目を迎えた。コロナ禍の21年4月から始まった「矢沢透の飲食応援団!」で54回、昨年4月から現在の番組名に変わった。 矢沢は「最初はコロナで飲食が全滅していたけど、元気が出てきたから何でも応援しようということになりました。本当に応援できたのかな」と笑顔で振り返った。 3年7カ月の間にはゲストにはプロ野球の近鉄、巨人で活躍した石井浩郎参議院議員、西武で抑えのエースとして活躍し中日監督も務めた野球評論家の森繁和氏、女優橋本マナミら各回からゲストを迎えて話を聞いた。矢沢は「ゲストの本当に言いたいことを聞き出せたのかなと、自分のいたらなさを思う。この番組を始めるまでは、自分の考えを言う番組はやっていたけど、自分を殺して人から話を引き出す難しさを感じました」と話した。 昨年10月8日には、アリスの盟友の谷村新司さんが74歳で亡くなった。今年9月には日本武道館、10月には大阪城ホールで追悼コンサートを行った。堀内孝雄(75)とともに、生前の谷村さんの映像に合わせて演奏をした。「追悼コンサートで、1つの区切りがつきました。今は、単純に谷村のことを思い出して話すことができるようになりました。いいことも、悪いこともです」と笑った。 谷村さんの生前の映像に合わせての追悼コンサートは、アリスの古くからのファンを大いに喜ばせた。矢沢は「みんな感動して『こっちの方がいいんじゃない』なって冗談を言う人もいた(笑い)。時代を共にした人は、いろいろこみ上げるものがあったと思う」。 2022年(令4)11月の活動50年記念のコンサートで、その後10年間、アリスの活動を続けることを目標として発表した。だが、谷村さんの病気、死去でかなわなかった。 矢沢は「谷村についてるファン、アリスについてるファン、曲についてるファンといろいろなファンがいる。でも、みんな寂しいんだと思う。2人だけでもアリスだと言ってくれる人や、またやっていう人もいる。これからも、頑張って行きたいですね」と話している。