24歳の南アフリカ人選手がカージャック犯に銃撃されて死去…東京五輪の日本戦でもプレー
南アフリカのサッカー選手がカージャック犯の銃撃に遭って命を落とした。イギリス『BBC』や『ESPN』が伝えている。 3日夜、南アフリカのヨハネスブルグ郊外にあるガソリンスタンドでカージャック事件が発生。銃を所持したカージャック犯は、カイザー・チーフスに所属するルーク・フルールが乗車していた自動車に接近して、同選手を銃撃。目撃者によると、犯人の1人は銃撃後に逃走したようだ。ハウテン警察の広報官は、「容疑者は彼に銃を突きつけ自動車から降ろし、そして上半身を銃撃した」と発表している。 そしてフルールスが所属していたカイザー・チーフスは、『X』で同選手が他界したことを報告。「ヨハネスブルグで起きたハイジャック事件の中で、カイザー・チーフスの選手、ルーク・フルールが悲劇的に命を落としたことを大きな悲しみとともに発表する。彼の家族と友人に哀悼の意を表したい」と投稿した。 3月上旬に24歳の誕生日を迎えたばかりのフルール。2023年10月にスーパースポーツ・ユナイテッドから12度のリーグ優勝を誇るカイザー・チーフスに加入していた。主にセンターバックとしてプレーし、年代別の南アフリカ代表にも選出。2021年の東京オリンピックの舞台にも立ち、U-24日本代表戦をはじめグループステージ全3試合にフル出場している。昨年には出番こそなかったもののフル代表に招集されるなど、順調にキャリアを重ねていた中での悲劇となってしまった。