ウクライナ北部に攻撃 17人死亡、40人入院 防空強化の議論加速
ウクライナ北部の都市チェルニヒウで17日朝、ロシア軍によるミサイル攻撃があった。ロマコ市長代行によると、少なくとも17人が死亡し、78人が病院に運ばれた。ゼレンスキー大統領は、防空システムの供与を国際社会に呼びかけた。 【写真】2024年4月17日、ロシア軍のミサイル攻撃によって被害を受けたウクライナ北部チェルニヒウの建物で活動する救急隊員ら=ロイター チェルニヒウはロシアとの国境から約80キロしか離れていない。ロマコ氏によると、3発のミサイルが市内の建物に当たり、被害を受けた集合住宅は20棟以上に上る。17日夜時点で、40人以上が入院しているという。 ゼレンスキー氏は17日昼、「もし、ウクライナに十分な防空装備があり、世界にロシアのテロに対抗するだけの十分な決意があったなら、こんなことは起きなかった」とSNSで指摘。その後、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長と電話で協議し、防空能力を強化する必要性を改めて訴えた。
朝日新聞社