札幌市の認可保育園 誤嚥で男児死亡 施設運営会社が会見し謝罪
札幌市の認可保育園で先月、1歳の男の子が給食をのどに詰まらせ死亡したことが分かりました。事態を受け市と施設の運営会社がきょう、会見を開きました。 市などによりますと、先月23日午前11時ごろ、札幌市北区の認可保育園「アイグラン保育園拓北」で、1歳の男の子が給食で出された食べ物をのどに詰まらせました。園によりますと男の子は心肺停止の状態で病院に運ばれましたが、その後、死亡したということです。 市と施設の運営会社はきょう会見を開き、謝罪しました。 運営会社「このたび起こったことにつきましては本当に申し訳なく思っております。一番心に傷を負われているご遺族様に対しては誠心誠意、会社を挙げて対応をしていきたいと考えております」 園は当時の状況について、園児がのどを詰まらせた後、担当していた職員が背中をたたいたり、心臓マッサージをしたりして応急処置を行ったということです。 ただ、担当していた職員が精神的に不安定になっていて、十分な確認が取れていないということです。 市は今後、原因も含め、事故を検証する方針です。 札幌市「できれば年内に有識者を含む検証委員会を立ち上げそのなかで具体的に何が起きて何が要因なのかということを検証していく」 警察は、業務上過失致死の疑いも視野に慎重に調べています。