染め型紙「会津型」紋柄のマスキングテープ完成 福島県郡山市の国際アート&デザイン大学校生 ガチャポンで販売へ
福島県郡山市の国際アート&デザイン大学校の学生は、喜多方市の染め型紙「会津型」の紋柄を取り入れたマスキングテープを完成させた。年内にも、テープを販売するガチャポンを同校や会津若松市のアカベコランド、白河市のだるまランドに置く予定。喜多方市内での設置も目指している。 郡山市で創業し、企業向けの制服販売などを行うユニフォームネット(東京都)、喜多方市、同校の産官学連携事業。1、2年生約40人が6月からコンテスト形式で製作に取り組み、最高賞の喜多方市長賞にグラフィックデザイン科1年の柳沼育実さんが選ばれた。 17日、同校で表彰式が行われた。市田比佐浩副校長が「今回の経験を成長につなげてほしい」、ユニフォームネットの荒川広志社長が「皆さんの作品はどれも素晴らしく、甲乙付け難かった」とあいさつした。荒川社長が受賞者に表彰状を手渡した。喜多方市や製作に携わった丸天産業(広島県)の担当者はオンラインで参加し、講評した。
柳沼さんは「会津型の模様の配置やレトロな配色にこだわった。今後も使い手を考えてデザインしたい」と話した。他の受賞者は次の通り。 ▽優秀賞=橋本凪冴、水戸部友姫、菅田真緒、蛭田葵