結城貴史、「この映画に全て込めた」 主演・監督務める映画『DitO』上映会、現役チャンピオンも駆けつけ祝う
俳優の結城貴史(48)が3日、自身が主演と監督を務める映画「DitO(ディト)」(7月26日公開)の完成披露上映会に女優の田辺桃子(24)、尾野真千子(42)と登壇。途中でプロボクシングの世界チャンピオンも駆けつけ完成を祝った。 日本×フィリピンの合作映画で、結城は監督デビュー作となる。日本に妻子を残し、フィリピンで再起を図るプロボクサーを結城が、その娘を田辺、妻を尾野が演じる。 撮影は2020年1月に始まったが、新型コロナウイルス禍を挟んで、22年9月に取り終えた。結城は「フィリピンのボクサーと出会って、彼らと映画を作りたいと思った」とようやく公開にこぎつけ感慨深げな表情だ。 田辺、尾野とは長い付き合いがあり、今回も自身がオファーしたという。田辺は「チームの団結力と熱量がすごかった。やっと日本の皆さんにみていただけるんだっていうのがうれしい」と笑顔を見せた。 結城はタイトルの「DitO」はタガログ語で「ここ」という意味だが、映画の中では『居場所』と定義をして作ったと明かし「役者30年、制作会社立ち上げて13年…。ずっと居場所をテーマに生きてきて、それをこの映画に全て込めたつもりです」と言葉をかみしめた。 同作にはフィリピンの英雄で元ボクシング世界王者のマニー・パッキャオさんも特別出演。会見の中盤には結城と交流のある、ボクシングのWBA・WBC統一ライトフライ級王者の寺地拳四朗(32)も駆けつけ、田辺と尾野に花束を渡した。
中日スポーツ