音楽堂おでんに舌鼓 金沢駅前にキッチンカー
金沢駅前にある石川県立音楽堂に12日、おでんキッチンカーが登場した。寒空の下、来店客が熱々のおでんに舌鼓を打った。「音楽堂おでん」と銘打ち、冬季期間に午後5~9時で営業する。大根は「ベートーベン」、たまごは「モーツァルト」と具材が作曲家の名前に置き換えられて販売され、「モーツァルト一つ!」などの声が飛び交った。 音楽堂は9月から能登の事業者支援や新たなにぎわい創出として「音楽堂マルシェ」を企画しており、今回は第2弾。調味料には珠洲の塩や輪島のしょうゆなどが使われ、メニューには能登の地酒が用意された。 提供する狩女の会の代表の福岡富士子さん(54)は地震で穴水町から能美市に移った。「能登の産品を使い、地酒を提供することで復興への応援につながればいい」と語った。 ●カフェでアマ向け企画 2階のカフェ・コンチェルトではアマチュア音楽家対象の企画が始まった。 カフェ一画は発表の場としてアマチュア音楽家に無料提供を開始。高品質のオーディオで持ち込んだクラシックのLPレコードやCDの再生が可能で、月1回、作曲家の生没月に合わせた日を設けて名曲を再生する。