関東~九州で雨雲発達中 帰宅ラッシュ時は激しい雨に気をつけて 冠水や停電も
今日10日(火)、関東から九州にかけてのあちらこちらで雨雲や雷雲が発達中。夜の帰宅時間にかけて突然の激しい雨に注意。局地的には道路があっという間に冠水するほどの降り方になることも。落雷による停電などにも注意が必要です。
雨雲や雷雲が発達 非常に激しい雨も
今日10日(火)、本州付近は暖かく湿った空気が流れ込んでいる中、気温上昇の影響などもあって、大気の状態が非常に不安定になっています。 関東から九州にかけてのあちらこちらで雨雲や雷雲が発達しており、午前中は三重県の紀伊長島(紀北町)で1時間に74.5ミリの非常に激しい雨を観測しました。 午後3時現在は、大阪市周辺や福岡市周辺にも発達した雨雲がみられます。
帰宅時 突然の激しい雨や落雷に注意
夜の帰宅時間にかけても関東から九州は大気の不安定な状態が続くでしょう。 関東北部や甲信では激しい雨の降る所があり、関東南部でも一部でにわか雨がありそうです。 東海から九州にかけては、今、晴れている所も突然の雨に要注意。局地的に激しい雨が降るでしょう。雨雲が同じような所にかかりつづけると、道路があっという間に冠水することもありそうです。帰宅時に車を運転される方は、アンダーパスなど低い場所の浸水・冠水にご注意ください。また、雷雲が発達した際は、落雷による停電などにも注意が必要です。
最新の情報 どこを見たら 何がわかる?
最新の「気象情報」を入手するには、テレビやラジオなどの方法もありますが、インターネットで確認する場合、おすすめのチェックポイントが3つあります。 ①雨雲レーダーをチェックしましょう。「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。 ②雷レーダーをチェックしましょう。雨雲レーダーと同じように使えます。また、雷が予想されている所では、落雷だけでなく、竜巻などの突風の可能性も高まっていて、ひょうにも注意が必要です。
日本気象協会 本社 中川 裕美子