ミャンマーODAの橋開通 クーデター後も事業継続
【ヤンゴン共同】ミャンマーの最大都市ヤンゴン近郊で日本の政府開発援助(ODA)の円借款による「バゴー橋建設事業」が完了し、8日に橋の開通式が行われた。軍事政権が発表した。2021年2月のクーデターを受けて日本はミャンマーへの新規のODA事業を停止したが、既存案件は継続していた。 17年に円借款で合意し、19年に日本の建設会社などの共同企業体が受注した。案件継続は軍政に協力しているとの批判がある一方、停止すれば受注企業が巨額の損失を負うリスクもあった。 開通式には軍政トップのミンアウンフライン総司令官が出席し「交渉の末に再開することができた」と語った。日本側は企業関係者が出席した。