「マイコプラズマ肺炎」全国では過去最多 県内では前週を下回るも例年より多く 基本的な感染対策呼び掛け《新潟》
全国では患者数が過去最多となっているマイコプラズマ肺炎。県内でも例年にない感染状況となっています。 県の感染症情報によりますと直近1週間(10月28日~11月3日)の1定点医療機関あたりの患者の報告数は1.54人で前週の2.15人より減少したものの例年より多い状況です。 新型コロナウイルスの感染拡大前は定点あたり0.2人前後で推移していたといい、県内では去年まではほとんど流行はみられなかったということです。 全国では現在の方法での調査が始まった1999年以降では、最も多い状況だということです。 マイコプラズマ肺炎は「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することで起こる呼吸器感染症です。子どもや、若い人の肺炎の原因として比較的多いものの一つで、発熱や全身のだるさ、頭痛、せきなどがあり、熱が下がったあともせきが続くのが特徴で、3~4週間程度続くこともあるといいます。 せきが長引くなどの症状があるときは、医療機関を受診してほしいとしています。 またこの時期としては例年より多い状況が続いている「手足口病」も依然、“警報”が継続されています。 新潟県の1定点医療機関あたりの患者の報告数は直近週で9.07人、三条保健所管内では17.4人と県内でもっとも多くなっています。 県は基本的な感染対策を呼び掛けています。