「巳年」にちなんだ神社に参拝客の“長蛇”の列!お供え物は「卵」金運上昇や商売繁盛など願う(鳥取)
山陰中央テレビ
2025年のえと「巳」にちなんだ伝説がある神社が鳥取市にあります。年明けから多くの人が初詣に訪れた幸運のスポット、関係者は12年に1度のチャンスに地域の活性化を期待します。 鳥取県鳥取市福部町にある多鯰ヶ池(たねがいけ)。ここに2025年のえと「巳」にちなんだ神社があります。 浜湯山・多鯰ヶ池活性化委員会 香川恵副委員長: ここは弁財天をお祀りしてある弁天宮です。 伝説の池・多鯰ヶ池を地域活性化に生かそうと活動している香川恵さんです。見たところ普通の神社ですが…ヘビ!ヘビ!ヘビの皮!至るところからヘビのパワーが感じられます。 さらに… 杉谷紡生記者: 「卵」が供えてあるんですけど。 浜湯山・多鯰ヶ池活性化委員会 香川恵副委員長: 信者の方がヘビの好物の「卵」をさい銭と一緒にお供えして、お祀りしていただくんですよ。 お供え物は生卵…ヘビの好物です。うっそうと茂る森の中に建つ多鯰ヶ池弁天宮。その昔、池を泳いでいたシロヘビが「お種」という女性に姿を変え、人々に幸を与えたという伝説があり、地元では「お種弁天」とも呼ばれ、長年信仰を集めてきました。古くから命や生命力を象徴する縁起の良い動物として捉えられてきたヘビ。この弁天様も金運上昇や商売繁盛、子孫繁栄などの御利益があるといわれています。正しい参拝方法は…。 浜湯山・多鯰ヶ池活性化委員会 香川恵副委員長: お社を3回回ってもらいますので。 お供え物はもちろん「卵」。手を合わせて祈願したあとは、ヘビがとぐろを巻くように社殿の周囲を3周します。 浜湯山・多鯰ヶ池活性化委員会 香川恵副委員長: これで間違いなくお陰が受けられるかと思います。 杉谷記者は「金運アップ」をお願いしたということです。 「巳年」パワーに期待がかかるこの神社。 福村翔平デスク: ヘビゆかりの神社ということで、文字通り“長蛇”の列です。 浜湯山・多鯰ヶ池活性化委員会 香川恵副委員長: きょうはもう過去最高の入りですね。 年明け、元日には初詣客で大賑わい。生卵を供える参拝客の姿も多く見られました。 参拝客: へび年なので、長いものに巻かれながら出世もしていければなと思って来ました。(お願いしたのは)大出世です。 参拝客: 毎年お参りさせてもらっているが、今年は特別ですよね。 Qなぜ参拝客が多いと思いますか? 参拝客: へび年だからじゃないですか~。 3が日の参拝客は、前回12年前の「巳年」を2000人以上上回る約8300人。さらに2025年3月までのツアーの予約は約70件と、例年の3倍を超えているということで、香川さんたち地元住民のグループも遊歩道の整備やガイドの養成など、観光客受け入れの準備を進めています。 浜湯山・多鯰ヶ池活性化委員会 香川恵副委員長: せっかくの巳年ですので、いままでは砂丘が中心部だったのを多鯰ヶ池のほうにも目を向けていただいて、観光客をこっちにも引っ張りたいなという思いがあります。 いよいよやってきた12年に1度のチャンス。脱皮して大蛇となるヘビのように、鳥取を代表する新たな観光スポットを目指します。
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