高校生の今の思いエッセイに コンテストで県内高校生がグランプリ 宇都宮女子高校
全国の高校生が今抱えている思いを知るため大阪の大学が開催したエッセイのコンテストで、宇都宮市の高校に通う高校生がグランプリを受賞し、11月7日に表彰式が行われました。 「17歳からのメッセージ」でグランプリを受賞したのは、宇都宮女子高校3年生の真部 凛さん18歳です。 表彰式では審査委員長を務める、大阪経済大学の講師辻 晶子さんから真部さんに表彰状が贈られました。 「17歳からのメッセージ」は高校生のリアルな声を聞き、若者たちが夢を持てる社会を作ろうと、大阪経済大学が2001年から開催しているものです。およそ3万件の応募の中からグランプリに選ばれるのはわずか3作品で、栃木県からの受賞は真部さんが初めてだということです。 文芸部に所属し、普段から文章を書くことが好きだという真部さんは自分でこのコンテストを見つけ応募を決めました。自身の経験をもとに「高校生らしさ」という基準に対する疑問を社会に投げかける内容で、登下校の電車の中などで3週間ほど文章を練り直して完成させたということです。 辻さんは講評で「圧倒的に文章がうまかった。個人の世界から社会に視点が移動し、その社会に立ち向かうという構成が見事だった」と称えました。
とちぎテレビ