5年ぶり復活「埋蔵金探し」 白良浜にぎわう、和歌山
和歌山県白浜町の白良浜海水浴場で28日、人気イベント「熊野水軍埋蔵金探し」(南紀白浜観光協会主催)が始まった。コロナ禍などで中止していたため5年ぶりの復活。白砂の中に埋まった10万円の金貨などを求めて、多くの人でにぎわっている。29日まで。 【前年より7万人減 8月末までの海水浴客数、和歌山県白浜町白良浜の記事はこちら】 8月の盆休み前に発表された南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)の影響で、経済的に大きな打撃を受けた町の観光業界に活気を取り戻そうと急きょ開催が決まった。海水浴場は1カ月延長し、30日まで開設している。 イベントは午前10時にスタート。参加者は一斉に砂山へ走り、10万円の金貨のほか、ゲーム機、テレビなどの家電、パンダのぬいぐるみ、宿泊、食事などの引換券が入ったプラスチック容器を懸命に探した。2日間で計千個の容器を埋めている。 1万円銀貨を見つけた上富田町市ノ瀬の平尾龍哉さん(26)は「2回目の参加で初めて宝を見つけた。1万円で友達と食事に行きたい」と喜んでいた。 南紀白浜観光協会の藤田正夫会長は「多くの人に楽しんでいただきたいと企画した。天気ももってくれて、かなりの人に来てもらい良かった」と話した。 イベント時間は午前10時~午後3時。参加は無料で、事前申し込み不要。
紀伊民報