「史上最高はオオタニだ」異次元の1年で“神越え” 米記者は大谷翔平とベーブ・ルースの比較論に「いい加減にしろ」と主張
大谷翔平(ドジャース)の歴史的に見ても凄まじい1年が間もなく終わろうとしている。 【動画】米メディアも興味津々! 大谷翔平&真美子夫人&デコピンの3ショット 昨年9月に右肘側副靭帯の損傷による手術を執行。その影響で「打者専任」となった大谷だったが、最後まで故障の影響は微塵も感じさせなかった。3年連続の地区優勝を決めたチームが快進撃を続ける中で、大きな期待を背負った偉才は26日の試合終了までに打率.305、53本塁打、126打点、56盗塁、OPS1.030という堂々たる成績を記録。史上初となる「シーズン50本塁打・50盗塁」の大台も難なくクリアした。 無論、いまだリハビリ途中の身。舞台裏での努力は想像に難くない。とはいえ、表立っては気迫のこもったプレーを続け、数多の歴史的快挙を積み上げた大谷の価値は、米国内でもかつてないほどに高まっている。大手メディアの反応が何よりもそれを物語る。 米紙『Washington Post』のリック・ライリー記者は「すまない、ベーブ(・ルース)。オオタニは野球界最高の選手だ」と銘打った記事を掲載。その中で「今のオオタニにできないことはない」と強調し、一大フィーバーを巻き起こす大谷が球界内でいかに稀有な存在であるかを説いた。 「投手としても投げられるようになれば、オオタニは5ツールどころか10ツールプレーヤーとなるだろう。つまり、いま、我々は史上最高の野球選手を見ているのだ。オオタニはハンク・アーロン、ウィリー・メイズ、ミッキー・マントル、テッド・ウィリアムズよりも優れている」 さらに二刀流の先駆者でもある“野球の神”ベーブ・ルースとの比較論にもライリー記者は、一石を投じる。 「ルースの方が優れていると聞こえてきそうだが、いい加減にしろと言いたい。おそらくオオタニの隣に立つルースは、近所の八百屋のように見えるだろう。彼は20-20すらやれなかった。確かにルースは素晴らしい投手であり、そして偉大な打者であった。だが、彼は黒人選手やラテン系の選手との対戦経験がない。考えてみれば、日本人選手ともないのだ」 野球の本場でも、大手メディアや大物記者たちが当たり前に「ルースよりも上」と論じるようになった。そんな大谷に対する反響を見る限り、DH専任選手では史上初となるMVP受賞もまず確実と言えよう。 いったい大谷はどこまで声価を高めていってしまうのか。偉人ぶりには脱帽するしかない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]