広東・香港・マカオ主要5空港が「低空経済」テーマのチェアマン会議開催
マカオの主要な空の玄関口・マカオ国際空港の運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)は12月12日、同日同社の執行委員会会長を務める陳穎雄(チャン・ウェンホン)氏ら同空港代表団が広東省空港管理局主催の2024年粤港澳大湾区(広東・香港・マカオグレーターベイエリア)主要5空港チェアマン会議に出席したと発表。 同社によれば、今回の会議のテーマは「粤港澳大湾区における質の高い低空経済の発展の共同促進」で、各空港のリーダーと代表者がスピーチを行い、当該テーマについて提言を行ったほか、覚書が締結されたとのこと。 同空港からはCAMマーケティングダイレクターの方曉健(エリック・フォン)氏が登壇し、マカオにおける優位性と課題をそれぞれ挙げた上、実現可能性のある展開案を披露。具体的には、マカオは一国二制度の枠組みの下、空域を自主管理できるメリットを享受できており、低税率政策により海外からの投資を呼び込み、ドローンや空飛ぶ車の開発を促進している状況で、観光や救助活動などへ幅広い応用が期待され、公共サービスの効率向上、観光体験の多様化につながるが、地理的条件から税関と境界管理の問題があり、広東・香港・マカオの各政府及び産業界との協力を得て大湾区全体をカバーする関連法規の整備が必要という。 CAMでは、低空経済はマカオにとって戦略的な意義を持ち、その発展過程において、マカオとして空域調整の利便性を十分に活用し、大湾区における質の高い低空経済の発展の共同促進に新たな活力を注入していきたいとした。