水族館の裏側を飼育員の解説付きで見学する「バックヤードツアー」(アクアワールド県大洗水族館提供)

アクアワールド茨城県大洗水族館(同県大洗町磯浜町)は7月1日から、ラーケーションでの来館に限って入場料を半額にする。児童生徒のラーケーション活動を後押しするのが狙い。休館日を除く平日限定で実施し、児童生徒1人に同行する保護者1人も対象とする。同館が28日、発表した。 通常の入場料は大人(高校生以上)が2300円、小中学生が1100円。「ラーケーション特割」では大人が1150円、小中学生が550円にそれぞれ通常の半額になる。 特割を受けるには必要事項を記した申込書と、「ラーケーションカード」といった学校でラーケーション制度の利用を証明するものの提示が必要。チケットは同館窓口で購入する必要がある。申込書はホームページから入手できる。 同館は飼育生物の繁殖や地元の海を中心とした調査結果などを映像や解説パネルを通して紹介している。制度の活用を通し、子どもたちに自然環境について理解を一層深めてもらいたい考えだ。 水族館の裏側を飼育員の解説付きで巡るバックヤードツアー(別途有料)は高い人気を誇り、土日祝日は早い時間に定員に達する。ただ、平日なら比較的参加しやすく、制度の利用を呼びかける。 ラーケーションは児童生徒が校外での何らかの体験を企画し、平日に保護者らと活動できる機会を持てる。年間最大5日間、登校しなくても欠席にならない。茨城県は本年度、始まった。