ルーキー・大谷翔平、顔面骨折事件の真相 巨人・二岡智宏コーチが〝現場〟で回顧 打球直撃も…3日後いきなり代打アーチ!
それでも、ただでは転ばないのが大物のゆえんだ。3日間の静養を挟み、同14日のロッテ戦(札幌ドーム)で4試合ぶりに試合復帰。7回に代打で登場すると、本拠地初アーチとなる2ランをバックスクリーン左にたたき込み、高卒新人では1993年の松井秀喜(巨人)以来の2戦連発という偉業を達成した。
「すぐに復帰して、いきなりホームランを打つんだから。やっぱりモノが違うよね」と二岡ヘッドも脱帽。不注意による大ケガさえ伝説に変えてみせたたくましい19歳は、いまやスポーツ界空前の10年総額1000億円超の契約を手にし、世界最高の野球選手に上り詰めた。12日のレンジャーズ戦では5試合ぶりの16号2ラン。「またとんでもないホームラン打ってたね」と二岡ヘッドは目を細めた。
巨人・阿部慎之助監督(45)は就任当初から「大谷君が欲しい。ずっと言ってくよ」と熱望するが、そんなジョークも打ち止めになるくらいのスラッガーを育てることも、〝大谷伝説〟の一翼を担った二岡ヘッドの使命だ。