グリルも巨大化...ベンツ最長サイズの最高級セダン「マイバッハSクラス」新型はコックピットが大幅に進化!
マイバッハSクラスは、メルセデス・ベンツによる最新鋭のテクノロジーを備え、ロングホイールベース仕様からさらに180mm延長されたホイールベースをもつメルセデスベンツの最高級セダンで、ロールスロイス「ゴースト」やベントレー「フライングスパー」のライバルとして4年前に導入された。最も簡単に見分ける方法は、マイバッハのキャビンに窓が1つ追加されていることだろう。 マイバッハ特有のパターンを持つ大型のグリルは下部まで巨大化される メルセデスマイバッハ Sクラス 改良新型プロトタイプのスパイショット メルセデス・ベンツは現在、フラッグシップセダン「Sクラス」ファミリー改良新型に着手しているが、その最高峰である「マイバッハSクラス」新型プロトタイプを、スクープ班のカメラが初めて捉えた。 マイバッハSクラスは、メルセデス・ベンツによる最新鋭のテクノロジーを備え、ロングホイールベース仕様からさらに180mm延長されたホイールベースをもつメルセデスベンツの最高級セダンで、ロールスロイス「ゴースト」やベントレー「フライングスパー」のライバルとして4年前に導入された。最も簡単に見分ける方法は、マイバッハのキャビンに窓が1つ追加されていることだろう。 第7世代となる現行型Sクラス(W223)及びマイバッハSクラスは、2020年に登場。2021年7月に日本市場にも導入され、これが初の大幅改良となる。同ブランドは、伝統的に発売4年後にフェイスリフトが行われるが、今回のアップデートはそのスケジュールより1年遅れている。 これは、現行のSクラスの販売寿命が長くなっていることを示している。メルセデスは、それまでに完全電気自動車ブランドになると考えていた。しかし、同社が2030年以降もICE搭載車を販売し続けるという決定の影響が大きいだろう。 現行のガソリンモデルの販売を長く続けることで、メルセデスはEV市場の発展を待つ時間ができ、ICEラインナップの以前は計画されていなかった後継モデルを準備できる可能性がある。 厳冬のスウェーデンで捉えたプロトタイプは、ボディ前後をカモフラージュ。そこが重点的に改良されることを示唆している。フロントエンドでは、3つの星のLEDグラフィックを組み込んだ新しいヘッドライトが装備される。また、マイバッハ特有のパターンを持つ大型のグリルが下部まで巨大化されていることがはっきりとわかるほか、派手なバンパーインテークが加わると思われる。 側面では、より洗練されたミラーキャップを除いて変更されていないようだ。これらの下には新しいカメラが取り付けられており、フロントガラスの再設計されたセンサーとともに、アップグレードされたADASスイートを示している。 後部では、現在のモデルのパワートレインラインナップ全体に共通するデュアルテールパイプを維持しており、おそらく新しいLEDテールライトグラフィックと、わずかに調整されたリアバンパーに限定されるだろう。 注目はインテリアだ。今回撮影は出来なかったが、メルセデスとマイバッハの両方のSクラスは、ハイパースクリーンディスプレイを備え、新設計されたダッシュボードを採用すると噂されており、テクノロジーの面で完全電動のEQSに近づくはずだ。 現行型パワートレインは、プラグインハイブリッド3.0L直列6気筒の「S580e」、4.0リットルV8「S580」、6.0L V12「S680」、中国専用の直列6気筒マイルドハイブリッド(S480)がキャリーオーバーされると思われる。 Sクラス及びマイバッハバージョン改良新型は、2026年モデルとして2025年に登場予定となっている。また、次世代型もすでに開発が進められていると噂されているが、2030年より前には登場しないだろう。
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