代替行事を企画した塚田さん（左）と牧野さん

　能登半島地震を受け中止になった「伏木観光まつり」の代替行事として、「花めくふしき2024」が21日、富山県高岡市伏木古国府の国宝勝興寺で開かれる。歌や落語のステージと飲食ブースを用意し、地震で大きな被害を受けた伏木に活気をもたらす。 　同市伏木一宮で福祉用具レンタル・販売業を営む塚田高史さんが企画。同市伏木古国府の飲食店「にじのこや」店主の牧野友香さんら有志と2月に実行委員会を立ち上げて準備してきた。 　「セラピーコンサート」と題した歌のステージは、ヒット曲「会いたい」で知られる歌手の澤田知可子さんが出演する。勝興寺本堂で午後2時に開演し、5日までに申し込みが必要。入場無料。同寺大広間で開く落語会は真打ちの落語家、金原亭（きんげんてい）小馬生（こばしょう）さんとアマチュア講談師として活動する塚田さんが出演する。午前11時開演で見物料2千円。 　境内で門前市を開き、飲食や雑貨の23店が出店する。塚田さんは「季節のイベントを通じて少しでも変わらぬ日常を感じてほしい」と話す。問い合わせは塚田さん、電話080（6358）1192。