ローマ女子2冠! イタリア杯もPKで制す…南萌華が公式戦2戦連発締め、熊谷紗希も先発出場
◆女子イタリア杯 ▽決勝 ローマ3(PK4―3)3フィオレンティナ(24日・チェゼーナ) ローマがPK戦の末にフィオレンティナを下し、リーグ戦との2冠を達成した。なでしこジャパン主将のMF熊谷紗希がボランチで先発し後半28分で交代、DF南萌華はセンターバックで先発フル出場し、後半31分に公式戦2戦連続となるゴールでシーズンを締めた。 ローマは1―2と1点を追う後半27分、GKからのボールを奪われると、自陣ゴール前にスルーパスを入れられた。DF南はスウェーデン代表FWヤノユに体を寄せたが奪いきれず、痛恨の3点目を許した。 2点差となった後半31分。南の得点から反撃が始まった。ローマの左FKで、ファーサイドの南が相手DFの背後で右足に当てると、1点差に迫るゴールが決まった。19日のリーグ最終戦・フィオレンティナ戦で今季初ゴールを決めており、シーズンを公式戦2戦連続ゴール。さらにチームは後半45分に同点に追いつき延長戦に持ち込むと、PK戦も4―3で制して2冠で今季を締めた。 チームでの今季を終えた熊谷と南は27日から、パリ五輪メンバー発表前、最後の代表活動となるスペイン遠征(ニュージーランドと2連戦)に臨む。
報知新聞社