ユナイテッド航空、羽田-グアム早期配分要望 ハワイアン深夜枠返上
ユナイテッド航空(UAL/UA)は現地時間2月14日、米国運輸省(DOT)に対し、申請中のグアム-羽田線開設を早期に許可するよう求めた。ユナイテッドはハワイアン航空(HAL/HA)が返上する羽田空港の深夜早朝発着枠を活用し、同路線を5月1日から週7往復(1日1往復)のデイリー運航を計画している。 同社の顧問を務めるAmna Arshad氏の名義で出された申し立てによると、深夜早朝発着枠への申請は競合他社からはないという。同氏は「ユナイテッドに申請に対する回答期限が過ぎている。申請には争いがなく、DOTは申請を直ちに許可できる」とし、発着枠の早期配分を求めた。 ユナイテッド航空はDOTに対し、グアム-羽田線の開設を1月26日付で申請した。運航計画によると、10月26日までの夏ダイヤは、羽田行きUA848便はグアムを午後7時に出発し、午後10時着。グアム行きUA849便は午後11時55分に羽田を出発し、翌日午前4時45分に到着する。10月27日からの冬ダイヤは、グアム発が午後7時10分、グアム着が午前4時40分となる。羽田着発時間は変更なし。 ハワイアン航空は深夜早朝に週7枠(1日1枠。1枠は1往復)保有する発着枠を活用し、コナ-羽田線(HA851/852)を週3往復、ホノルル-羽田線の深夜便(HA855/856)を週4往復運航しているが、4月2日付で発着枠をDOTへ返上。翌3日からは2路線を運休する。 羽田の発着枠を巡っては、デルタ航空(DAL/DL)が保有していた週7枠の昼間帯に対し、ユナイテッド航空はヒューストン-羽田線を、アメリカン航空(AAL/AA)は、ニューヨーク(JFK)-羽田線の開設をDOTに申請。DOTは1月26日付でアメリカン航空へ暫定的に割り当てた。
Yusuke KOHASE