「霜降会」4月7日に300回記念登山 〝市民の森〟維持へ登山道整備も【宇部】
霜降会(山根正弘会長、33人)が毎月第1日曜に実施している霜降山登山が、4月7日の例会で300回を迎える。1998年6月の第1回から、台風による中止が1回、コロナ禍での中止が6回あったが、足かけ26年での大きな節目となる。 同年5月に宇部山岳会、ハイキング愛好者団体、自然保護関係者らで発足した。活動の柱となる月例会登山は、結成翌月から開始。毎回、登山口を変えて異なったコースを歩くことで、四季折々に変わる山の表情を感じ取ることができ、毎回40~50人、年間で延べ500~600人の参加がある。50歳以上が中心だが、最近は30~40歳代も増えている。 月例会以外にも、霜降山系を自然環境と触れ合える〝市民の森〟として維持するため、登山道や、道標に加え、山麓にある白岩公園の整備も行っている。今年度は男山駐車場と持世寺登山口に、厚東郷土史研究会と協力して案内板を設置。今回の300回を記念して同研究会と共に、霜降山系の登山道と周辺史跡を示したハイキングマップも作成した。 節目の例会は、五つある登山口の中から、真締川ダムを起点に大固屋池から鳥越峠、前城を経て男山駐車場で昼食を取り、男山集落からダム駐車場へ戻る半日コースと、昼食後に峠池、温見(ぬくみ)古道、本城、前城を巡り、男山集落からダム駐車場に戻る1日コースの2コースで行う。 山根会長は「霜降山はさまざまな魅力があり、市民にとって大切にしなければならない山。みんなで楽しく山歩きをしましょう」と参加を呼び掛けている。 申し込みは不要。真締川ダム駐車場に午前9時までに集合する。帽子、長袖、長ズボン、手袋など山歩きしやすい服装で、昼食、行動食(おやつ)、飲み物、雨具を持参する。雨天決行。問い合わせは同会事務局の凡喫茶(電話21-5250、日曜休み)へ。