神戸市垂水区の沖合で見つかったクジラの死骸を「骨格標本」に活用 博物館で展示へ 神戸市 /兵庫県
10月に兵庫県神戸市垂水区の沖合で見つかったクジラの死骸を神戸市は「骨格標本」として活用すると発表しました。
兵庫県神戸市によりますと、10月30日、神戸市垂水区の沖合で体長約14メートル、体重約13トンのヒゲクジラ類の一種とみられるメスのクジラの死骸が見つかりました。
クジラの死骸は神戸港第7防波堤付近で一時的に係留されていましたが、11月1日、台風の接近に備えて神戸市東灘区にある埋め立て地に陸揚げされました。 神戸市は博物館からの要望を受けて、クジラの死骸を標本として活用することを発表し、死骸は今後、土砂で覆うなどして約3年間保管されたあと、博物館で「骨格標本」として展示されるということです。 クジラの死骸の処理には、これまでに約1千万円の費用がかかっていて、今後の費用については、水産庁の補助事業が活用される予定です。