〈ツエーゲン金沢・J3〉1点遠く7位に後退 金沢学院大学スペシャルマッチ
●大宮に0―1、昇格プレーオフ圏外に 2024明治安田J3は9日、各地で行われ、ツエーゲン金沢は首位の大宮アルディージャと金沢ゴーゴーカレースタジアムで対戦し、0―1で惜敗した。何度も相手ゴールを脅かしたが1点が遠かった。順位は5位から7位となり、J2昇格プレーオフ圏(3~6位)から外れた。 ともに1年でのJ2復帰を目指す両チームの対戦。大宮は元日本代表FWの杉本健勇を擁し、J3トップを走る。金沢は前節で負傷退場したFW大谷駿斗(金沢学院大OB)とDF畑尾大翔がベンチ外となり、FW加藤大樹、DF庄司朋乃也が先発した。 前半8分、左サイドからゴール前にクロスを送られ、クリアできなかったボールを押し込まれて先制される。それでも金沢は徐々に流れを呼び込み、同39分にMF石原崇兆が左足でゴールポストに当たるシュートを放つと、アディショナルタイムにもMF梶浦勇輝のシュートがポストをたたいた。 後半もロングスローやフリーキックから惜しい場面を作ったが得点には結び付かなかった。 昨季まで大宮に所属していたMF大山啓輔は「守り切られてしまった。こじ開ける力を付けないと上がっていけない」と話した。 大山は大宮ジュニアに所属し、同ジュニアユース、ユースを経てトップチームに上がった。昨季までプロ生活14年を過ごした古巣との対戦に「楽しかった。長い期間、しのぎを削ってきた仲間たちと敵になって戦うのは面白いと感じた。次に戦うときは負けないようにしたい」と語った。 次戦は16日、敵地でカマタマーレ讃岐と対戦する。