【S級ライセンス取得に挑む中村俊輔の現在地(2)】「監督としての解決策がパッと浮かばない」元代表10番が“コーチ修行中”の身で感じる難しさ……指導者の道で求めること
JFA公認S級ライセンス取得を目指している中村俊輔。彼が講習会の場で監督役として指導実践を行うのは今回が初めてではないという。 ■【画像】Jリーグ30年間で最高と評価されたFK! 中村俊輔氏が決めた左足一閃弾!■ 「(これまで取りに行っていた)A級でもやっているし、S級に入ってからも第1週目にやったからね」と本人は話していたが、自分なりのやり方でアプローチしながら、課題が見つかったら、それを修正し、新たなエッセンスを組み込む作業を続けている。そういった取り組みはある意味、選手時代と全く同じと言ってもいいかもしれない。 「今回は『浦和に対する高い位置からの守備』ってことだったけど、ここは学びの場だから、自分の原則でトライすればいい。 例えば、前からマンツーマンでガンガン行くのも1つの考え。それで挑戦して、うまく行かなかったとしても全く問題ない。『試合2日前にボロボロと課題が出てきてよかった』という見方もできるからね。 逆にうまくハマったとしたら、実際の試合で瞬時にそれをやれるかどうかが大事。講習会はそういう『気づきの場』なんだと思いますね」と本人は言う。今はとにかく試行錯誤を繰り返しながら、自分なりの最適解を見出そうとしているのだろう。
■「監督目線でパッと先を読んだアクションが起こせない」
選手時代はピッチ上でゴールに直結するプレーを瞬時に見せることができた中村俊輔。とはいえ、指揮官としてチーム全体を動かすことは別物。やはりハードルが高いようだ。 「準備と予測というのは選手時代と似てるけど、自分に指導者としての引き出しがないから、なかなか修正しきれない。横浜FCの試合中にも、ヨモさん(四方田修平監督)から『俊輔、どう思う?』って答えを要求された時にパッと出てこないからね(苦笑)。 もちろん選手としての経験はあるから、選手側の気持ちとか練習の内容・雰囲気とかは分かるけど、監督目線でパッと先を読んだアクションが起こせない。指導者を初めてまだ1年ちょっとだから仕方ないけど、今は引き出しを作りながら、選手の経験をマッチさせる作業をしていきたい。そう思いながら、S級で勉強してますよ」 世界でも名を馳せたハイレベルな選手経験を踏まえつつ、それを指導に生かし、最適解を見出すことができれば理想的。とはいえ、それを具現化することの難しさを多くの元選手が痛感している。
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