女性従業員との不倫関係が発覚し退職…動機は“仕返し”か 放火の罪などに問われた男の初公判
テレビ高知
高知県土佐清水市のホテルで、現金が入ったレジを盗み、客室に放火した罪に問われている元従業員の男の裁判員裁判が始まりました。 【写真を見る】女性従業員との不倫関係が発覚し退職…動機は“仕返し”か 放火の罪などに問われた男の初公判 現住建造物等放火などの罪に問われているのは、土佐清水市の無職、永野彰一(ながの・しょういち)被告(43)です。 起訴内容によりますと永野被告は、2023年11月20日の午前1時過ぎ、土佐清水市のホテルに侵入。現金およそ9万円が入ったレジを盗んだ後、客室の布団に火をつけてホテルの一部を焼損させた罪に問われています。 25日から始まった裁判員裁判で永野被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。 検察官と弁護人はそれぞれの冒頭陳述で永野被告の動機を説明。永野被告はこのホテルの元従業員で、2021年、女性従業員との不倫関係が発覚し、2023年10月に退職したということです。その後、最後に受け取った給料を使い切ったことから、「上司や社長への仕返しになる」などと考え、犯行に及んだことが明らかにされました。 検察官は、当時、ホテルに宿泊客36人と従業員1人がいたことから、「放火の危険性」などを主張。一方弁護人は、「相談相手がおらず、誤った考えにいたった」などと主張しています。裁判員裁判は26日も行われ、27日結審します。
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