現役京大生芸人の生活に迫る 高学歴タレント増える理由は?
このところ、芸能界には超高学歴タレントやお笑い芸人が増えている。そんな中、今回話を聞いたのは、現役京大生芸人の「リップグリップ」(スパンキープロダクション所属=大阪)だ。ボケの岩永(22)とツッコミの倉田(21)のコンビで、それぞれ京都大学の法学部、総合人間学部に在籍している。現在、兵庫県内のコミュニティFM局でレギュラー番組を持っているということで収録現場を訪ね、生活ぶりなどを聞いてみた。 宇治原史規 “クイズ王”宇治原は“クイズ女王”の母性に育てられた!
作家に「お笑いやるなら京大でしょ」と勧められて
リップグリップが担当する番組は「ミライラヂヲ」(FMあまがさき:毎週日曜午後11時~)。週変わりで、芸人や高校生、大学生がパーソナリティーを務める、学園バラエティ番組だ。2人の担当回のタイトルは「ミライラヂヲ~そうだ京大生に聞こう」というもの。文学歴史や科学にちなんだ大喜利を募集し、お題に関した学問的ウンチクを語る番組になっている。 京大卒芸人と聞くと、真っ先にロザン宇治原を想起するが、2人はまだ学生で、岩永は法学部、倉田は総合人間学部に在籍。学部は違うが、実は2人は中学時代からの同級生だという。コンビ結成のきっかけは、中学3年にさかのぼるというが、いったい何があったのか。 「中3の時、高校生しか出場できない『ハイスクール漫才』を見たんですけど、僕のほうがおもしろいと思ったんです。それで倉田にやろうって誘ったら、やりたいと言ってくれたんです」(岩永) これに対し、倉田も「岩永が書いたネタを見て、おもしろいと感じてコンビ活動を承諾したんですよ」と話す。中学卒業後は神奈川県にある高校に進学。早速、2人は「ハイスクール漫才」に出場したが、結果は地区優勝止まり。3年間出場したものの、全国への切符は手にすることができなかった。 「明石家さんまさんが好きで、セリフのメモも取ってました。明石家電視台を見るために、お笑いの本場関西へ行くことを決意したんです。当時所属していた事務所にいた作家さんに『お笑いやるなら京大でしょ』と勧められて、それで2人で京大を受験しました」(岩永)