【リニア】有識者会議巡り国と川勝知事に認識の違い 「公正中立が極めて重要」…川勝知事が挙げた8人の名前 静岡
川勝知事は「事業全体についても議論が広がる」との認識を示しているのです。有識者会議といえば川勝知事は過去にこんな発言も…。 静岡県 川勝平太知事(2021年):「JR東海と有識者会議と(国交省)鉄道局、三位一体。腐臭が放っている」 今から3年前、水資源に関する有識者会議を国が立ち上げる際、その人選をめぐって厳しい口調で批判していました。今回も川勝知事は有識者会議のメンバーについて言及しています。
川勝知事「公正中立が極めて重要」と8人の名前をあげる
静岡県 川勝平太知事(14日):「公正中立ということが極めて重要。専門性は言うまでもないが、国家的な見地からモニタリングできるそのような方が望ましい。そういう観点から言うと、今までの座長とまた違うレベルというか、より器の大きい人が求められる」 具体的には、自民党幹事長や運輸大臣を歴任した古賀誠氏や元総務大臣の増田寛也氏など学者や元政治家など8人の名前を挙げました。
川勝知事「杓子定規にここだけとなるものではない」
静岡県 川勝平太知事(14日) Q.(有識者会議は)リニア計画全体のことまで話が及ばないと我々は受け取っているが、そこは知事は認識が違う? A.「有識者会議の性格は有識者会議でお決めになったらいい。それは杓子定規にここ(水資源と環境保全)だけとなるものではないと思っている」
JR社長「地域の方に安心していただける。ありがたい」
そして先ほど、午後3時から開かれたJR東海の会見。リニア問題について何が語られたのでしょうか。 JR東海 丹羽俊介社長(15日) Q.国土交通省が川勝知事に対して、新たな有識者会議を提案したが、これについて受け止めや今後の対応は? A.「当社は事業者として大井川の水資源、南アルプスの生態系に関する環境保全措置やモニタリング等にしっかりと取り組んで、地域の皆様にわかりやすくご説明をしていきたいと考えているが、この静岡工区における水資源と環境保全の両分野について、当社が行う対策の状況を、継続的に確認するためのこの新たな有識者会議が開催されることで、地域の方々により安心していただけるのであれば、これはありがたいことであると考えている」