市GX推進協議会を設置 持続可能な脱炭素社会へ【山陽小野田】
山陽小野田市GX(グリーントランスフォーメーション)推進協議会が12日、設置された。市の特性や強みを踏まえた上で企業、大学、市民と連携し、国や県の取り組みと歩調を合わせながら持続可能な脱炭素社会に変革し、まち全体で2050年カーボンニュートラルの実現を目指す。会長には市市民部の梅田智幸部長が就任した。 GXとはカーボンニュートラルと経済成長の両立を目指し、温室効果ガスを発生させる化石燃料から太陽光発電などのクリーンエネルギー中心へと転換し、経済社会のシステム全体を変革しようという取り組み。 協議会では、26~30年度の5年間を計画期間とし、GX推進アクションプランの策定支援や具体的施策の企画、立案、実行などの進行管理を行う。同プランでは温室効果ガス排出量の削減目標や基本理念を示し、市民、事業者、行政ごとに取り組むことを明らかにする。 同日、市役所で委嘱状交付式があり、学識経験者や商工会議所、市民団体などから11人を委嘱した。藤田剛二市長は一人一人に委嘱状を手渡し「GX元年として、市ならではの取り組みを進めていきたい。それぞれの立場から忌憚(きたん)のない意見を」とあいさつした。 GX推進の指針や同プランについて概要説明があり、意見交換では、中小企業の設備の省力化、エネルギー構造を変える研究への支援などが話題に上がった。次回は来年2月に開催予定。