石井ふく子さん、美空ひばりさんを「偉大に見えないところがいい」/芸能ショナイ業務話
昭和を代表する歌手、美空ひばりさんの等身大の像の除幕式の取材に福島・いわき市の雲雀乃苑へ行ってきました。 ひばりさんが大病から復帰第一弾となった「みだれ髪」の舞台になった塩屋埼灯台の下に同曲の歌碑が建立されています。 その場所に、京都に30年ほどあったひばりさんの像が移設されました。祈りをささげるような胸の前で手を組む姿は、東日本大震災で犠牲になった人たちを追悼することにも重なってみえることからひばりファンの〝聖地〟への移設が決まりました。 ひばりさんの長男でひばりプロダクションの加藤和也さん(53)は「二度と悲しいことが起きないように、おふくろに祈り続けてもらおうかと思っています」とあいさつ。 ひばりさんと親交が深かったテレビプロデューサー、石井ふく子さん(98)も同席。「あんまり偉大に見えないところがいいんです。普通にみんなと付き合ってくれるとこが好きでした」と話し、集まったファン600人もうなずいていました。 その取材直後に西田敏行さんの訃報が飛び込んできました。たった一度ですが、2018年にNHK大河ドラマの主人公を演じた俳優を訪ねる「大河のころ」という企画の取材でお世話になりました。 60分ほどの取材でしたが、西田さんは偉ぶらず、ざっくばらんでどんな質問も完ぺきに答えてくれました。 この1週間、西田さんの追悼番組を目にすると、語った内容はもちろん、アナウンサーや著名人との態度と記者への態度が全く同じだったのです。 当時の「大河のころ」の記事を読み返しましたが全く色あせていません。