アルビレックス新潟“初のタイトル”ならず 名古屋グランパスに延長・PK戦の末に敗れる YBCルヴァンカップ決勝
JリーグYBCルヴァンカップの決勝が2日、東京・国立競技場で行われ、アルビレックス新潟は、名古屋グランパスと対戦し、延長戦、そしてPK戦の末に敗れ、初のタイトル獲得を逃しました。 新潟は前半8分、MF谷口海斗がシュートを放つものの、名古屋GKランゲラックにセーブされます。 その後も、FW小野裕二らが果敢にゴールを狙った新潟でしたが、31分でした。GK阿部航斗のパスがずれると、名古屋FW永井謙佑にダイレクトでシュートを決められて先制を許します。 その後、ペナルティーエリアの外でFW小野が倒されてフリーキックを獲得すると、MF宮本英治が右足で直接狙うものの、これもGKに阻まれ得点を奪えません。 反対に42分、新潟は自陣ゴール前でパスをつながれると、最後はまたしてもFW永井に決められ2失点。0-2とリードを許して折り返します。 後半立ち上がり、新潟はFW小野裕二のクロスにMF秋山裕紀が合わせますが、ゴールならず。12分にはMF太田修介が頭で落としたところにDF藤原奏哉が狙うものの、枠をとらえきれません。 新潟は後半20分、宮本と太田、FW長谷川元希に代えて、MF星雄次とダニーロ ゴメス、FW長倉幹樹を投入。さらにゴールを目指します。 すると、後半26分でした。MFダニーロがクロスを上げると、MF谷口が頭で押し込んで1点を返します。 その後もMFダニーロのシュート性のクロスやMF秋山のミドルシュートも、名古屋GKランゲラックに守られた新潟。 それでも終了直前、ペナルティーエリア内で途中出場のFW小見洋太が相手選手と接触し倒れたシーンでVARが介入。福島孝一郎主審はオンフィールド・レビューを選択したうえで、PKのジャッジ。これをFW小見が決めて、土壇場で新潟が2-2の同点に追いつき、試合は延長に入ります。 延長前半3分、名古屋のMF中山克広のシュートが新潟の選手に当たってゴールに吸い込まれ勝ち越しを許すものの、延長後半6分、スルーパスに抜け出したFW小見が左足で流し込み、またも3-3と同点に追いつきます。
試合はPK戦に突入し、新潟はFW長倉が外したのに対し名古屋は全員が決め、4対5。タイトルへの執念を何度も見せた新潟はあと一歩のところで、初タイトルを逃しました。
新潟放送