【MLB】メッツ・マナイアがオプトアウト権を行使してFAに 今季12勝の左腕 「クリス・セール化」で成績向上
日本時間11月3日、ショーン・マナイア(メッツ)がオプトアウトの権利を行使したことが明らかになった。マナイアは2年2800万ドルの契約でメッツに加入したが、1年1350万ドル分の契約を破棄してFAになることを選択。今季好成績を残したため、複数年の大型契約を狙っているとみられる。なお、マナイアは過去にクオリファイング・オファーを提示されたことがなく、同オファーの対象であるため、メッツは1年2105万ドルのクオリファイング・オファーを提示することが確実視されている。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 現在32歳のマナイアはメジャー9年目の今季、メッツで32試合に先発して自己最多の181回2/3を投げ、12勝6敗、防御率3.47、184奪三振の好成績をマーク。特に、シーズン途中にクリス・セール(ブレーブス)を参考にしてアームアングルを下げたあとは、より安定感が増した。ポストシーズンでも4試合に先発して2勝を記録。キャリア最高のシーズンと言っても過言ではなく、残り1年の契約を破棄して複数年契約を狙うのは当然の判断と言えるだろう。 ただし、マナイアはポストシーズン終了後に「僕はここで過ごした時間が大好きだ。ニューヨークのこともとても気に入っている。球団のことも大好きだし、ここにいるすべての人々のことが大好きだ」と語っており、メッツと再契約を結ぶ可能性もある。代理人がスコット・ボラスであることを考えると、全30球団と交渉を行いつつ、メッツのスティーブ・コーエン・オーナーからできる限りの好条件を引き出すことを目指すことになりそうだ。 なお、メッツは今オフ、マナイアのほかにもルイス・セベリーノとホセ・キンタナがFAとなっており、現時点では千賀滉大、デービッド・ピーターソン、ポール・ブラックバーン、タイラー・メギル、ジョーイ・ルケーシーというメンバーでローテを組まざるを得ない。デービッド・スターンズ編成本部長は複数の先発投手の獲得を目指す方針を明らかにしており、もちろんマナイアもその候補の1人ということになるだろう。