【NFL】今季のオフェンスに関する計画は“未確定な部分もある”とビルズOCブレイディ
ブレイディOCはウッドに対し、ランゲームに頼るようになったのは、全体的な戦略というよりも、ディフェンスがアレンとビルズに対してどのようにプレーしたかの結果によるものだと語っている。
「去年のいくつかの要素の中で楽しかったことや、成長の基盤にしたいことの一つは、オフェンスとして勝つためのさまざまな方法を見つけることができれば、相手ディフェンスにとってとても厄介な存在になれるということだ。 個性とアイデンティティにはわずかな違いがあると思う。私が言いたいのは、ただそこに居座って、“おい、われわれは毎回のプレーでパスを投げるだけで、そこにはタフさの要素がなんてないぞ”とは言いたくない、ということだ。われわれは勝つためのさまざまな方法を見つけ、相手ディフェンスに対する自分たちの強みを見いだしていく」
ランニングバック(RB)ジェームス・クックとアレンが中心となって展開するビルズのランゲームは、オフェンス全体を活性化させる。レシーバー陣が一新されたことを考えれば、ブレイディOCは特にシーズン序盤において、再びランゲームに頼ることになるだろう。
ブレイディOCの計画のもう一つの要素は、アレンのために物事を簡略化することだ。ブレイディOCはアレンが毎スナップでヒーローのようなプレーをする必要はなく、チェーンを動かすための簡単な出口を見つけることを望んでいる。
ブレイディOCは「ジョシュは素晴らしいクオーターバックだが、もっとうまくなりたいという強い意欲を見せている」とコメントし、こうつけ加えた。
「信じられないほど素晴らしいプレーができたかもしれないが、必ずしもそうする必要はなかった場面の映像を彼自身に見せることがある。どうすればもっと楽にプレーできるのか? という感じでね。彼は誰にも真似できないプレーをすることがあるが、毎スナップでそれをする必要はない。ありふれたプレーをいつものようにこなし、彼のためにそういったプレーを整理してあげることが重要だ。ただ、彼がやりやすくなるようにし、スキルグループとのコミュニケーションの大部分を確認している。ルートの中でさえも、“みんな、俺にはこう見えているんだ”というようなやりとりがある」
ビルズは今シーズン、アレンがオフェンス全体を引っ張ることを期待している。ブレイディOCのもとでランゲームが引き続き好調であれば、プロボウルに選出された経歴を持つアレンがいざというときに、まさにその役割を果たすのに助けとなるだろう。