【陸上】佐藤克樹が20秒90の大会新記録V「1位取りたかった」従来記録を0秒21縮める
<陸上:北信越高校総体>◇最終日◇16日◇デンカビッグスワンスタジアム 女子200メートルは秋沢理沙(東京学館新潟2年)が24秒24の県高校新記録で優勝した。自身が5月24日の県総体でマークした24秒26の記録から0秒02短縮した。男子200メートルも佐藤克樹(同)が20秒90の大会新記録でV。ともに100メートルは2位に終わった2年生スプリンターが、200メートルではそろって「新記録」でのアベック優勝を決めた。この種目の6傑など上位選手が7月28日に開幕する全国高校総体(インターハイ、陸上は福岡開催)に出場する。 ◇ ◇ ◇ 佐藤はラスト50メートルで、ちょっぴり力んだ。「後ろから足音が聞こえてきた。ちょっと走りが固くなってしまった」と、ライバルの追走に余分な力が入ってしまった。それでも20秒90の大会新記録。「準決勝後、田村監督から(20秒)80秒台のタイムを出せと言われていた。狙っていたんですけど…」。指令こそ実現させることはできなかったが、従来記録を0秒21縮めた。 「順位は、しっかり1位を取りたかった」。女子200メートルの秋沢との約束を果たした。既に準決勝で21秒11の大会タイ記録をマークし、後半は流しながらのタイムだっただけに「大会記録は普通に走れば出せると思っていた」と言う。六日町中3年時の全国中学校大会400メートルのチャンピオンだが、将来に向けてスピードを磨いている。「全国の舞台で自分の走りをして、優勝するくらいになりたい」と高みを目指していく。