映画「大いなる不在」の完成披露試写会に出席した（左から）藤竜也、原日出子、森山未來、真木よう子、近浦啓監督

　女優の真木よう子（41）が25日、都内で行われた出演映画「大いなる不在」（監督近浦啓、7月12日公開）の舞台あいさつに出席した。 　同作は主人公の卓（たかし）役を森山未來が演じ、藤竜也と初の親子共演を果たしたヒューマンサスペンス。真木は主人公の妻・夕希役を演じた。 　今回演じた夕希の役柄について司会者から問われると「台本を読んだ時点で絶対に参加したいと思っていた」と本作にかける思いを明かした。また夫役の森山未來について「一緒にお仕事をして本当に居心地良かった。未來君、ダンスとかもやってらっしゃるので内側からの色気が半端ないんですよ。もう本当に目が離せなくなっちゃって…」と大笑いしながら語った。 　2人は映画「モテキ」（2011年）以来の共演だそうで、森山は「モテキでは職場の先輩という関係だったんですけど。今回は夫婦役で」と見つめ合い笑みを浮かべた。そして「今よう子ちゃんが言っていたように居心地の良い関係でもありながら、（劇中でも）僕のアイデンティティみたいなものが2人の関係性に何かしらの癖を生み出しているんですけど、映画全体を通してその関係性も過ごしずつ変容していく時間を過ごせたんじゃないかなと思います」と真剣な眼差しで話した。 　最後にこれから試写する観客に向け真木は「物事とか季節とかを忘れたくないっていう映画は見てきたと思うんですけど、今回の映画はそれを上回るものになったと信じています。だからみなさんぜひ心して見てください」と笑顔で呼びかけ締めくくった。