ペナルティエリア内タッチ数は今季“プレミア1位” スターリングはイングランド代表に必要な戦力ではないか
チェルシーでは結果を出しているが……
イングランド代表を指揮するガレス・サウスゲイトは、固定したメンバーを継続的に招集するところがある。サポーターから反対の声が出ていたとしても、自身と長く一緒に仕事をしてきたお気に入りの選手を継続的に招集するところがあるのだ。 例えばマンチェスター・ユナイテッドDFハリー・マグワイア、アル・イテファクMFジョーダン・ヘンダーソンといった選手がそうだが、現在英『sky Sport』が注目しているのがチェルシーFWラヒーム・スターリングだ。 スターリングも以前まではサウスゲイトお気に入りのプレイヤーだったのだが、昨季のスターリングはチェルシーで思うような結果を残せずに批判も浴びた。代表メンバーから漏れる機会が増えており、最後の代表戦出場は昨年のワールドカップ・カタール大会準々決勝のフランス戦だ。 しかし、今季のスターリングは昨季と別人だ。すでに4ゴール1アシストを記録し、得意のドリブルも冴え渡っている。今の調子を考えれば、再び代表に呼んでもいいはずだ。 ただ、サウスゲイトは今回もスターリングを代表メンバーに入れていない。同メディアはスターリングが得意とする左ウイング候補として招集されているジャック・グリーリッシュ、マーカス・ラッシュフォードの現状に疑問を抱いているようだが、まだスターリングは代表から声がかからないのだろうか。 同メディアのデータによると、今季のスターリングは相手ペナルティエリアでプレミアで最多となる111回のボールタッチを記録しており、ドリブル成功数も2位タイとなる29回を記録している。危険なエリアでボールを保持することは出来ており、仕掛けるドリブルの質も良い。 「カタール大会以来、彼は母国のためにプレイしていない。ラッシュフォードとグリーリッシュにはチャンスがあるが、メンバー外のスターリングにできることは待つことだけだ」 同メディアはこう伝えているが、スターリングは来夏のEURO2024へ必要な戦力となるのか。特にラッシュフォードが所属するマンUで元気がないことを考えると、現段階ではスターリングの方が上と判断してもいいはずだ。
構成/ザ・ワールド編集部