桂文枝、18年ぶりに東京の寄席でトリ「鈴本演芸場にいらっしゃ~い!」 落語協会百年興行に10日連続出演
落語家、桂文枝(80)が11日、東京・上野の鈴本演芸場で「落語協会百年興行 6月中席昼の部」の初日を迎え、開演前に落語協会副会長の林家正蔵(61)と会見を行った。 落語協会の誕生100年を記念した興行で、上方落語の重鎮である文枝が東京の寄席で主任(トリ)を務めるは18年ぶり2度目。7日間興行の大阪と違い、10日間連続で大役を担うことに「長いなぁ…やっていけるかなぁ」と不安を口にしつつも、鈴々舎馬風(84)、林家木久扇(86)らとの東西レジェンド競演に「皆さんと会えるのが楽しみ」とにっこり。「普段通り楽しくやりたい」と意気込むと、落語協会百年実行委員長でもある正蔵は「(文枝は)物心がついたときからのスターで、本当に実現するのが夢のようです」と喜びをかみしめた。 創作落語に力を入れている文枝は、現在も新作を手掛けており「最近も2日間で3作書いた」と意欲は尽きない。「80歳ですけど、320作まできたので、500作を目指したい。一生懸命やらせていただきたい」とうなずき、最後は自身のギャグで「鈴本演芸場にいらっしゃ~い!」とおちゃめに呼び掛けた。公演は20日まで。