岐洲匠“佐原”と八村倫太郎“土岐”のハプニング・キスにドキドキ<佐原先生と土岐くん>
岐洲匠と八村倫太郎(WATWING)がW主演を務めるドラマシャワー「佐原先生と土岐くん」(毎週木曜深夜1:29-1:59ほか、MBSほか)の第3話が12月14日に放送された。借り物競走の「好きな人」のお題に土岐(八村)が佐原(岐洲)を迎えに来たようすが描かれた。足を傷めた土岐が佐原におんぶされて喜ぶ姿に胸がキュンとときめいた。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】曽野舜太“利瀬”らと円陣を組む白雪姫姿の八村倫太郎“土岐” ■体育教師×ヤンキーのピュアで真っすぐな恋愛模様 同作は、鳥谷コウの同名BLコミックが原作の、体育教師とピュアなヤンキーによる“もどかしすぎる”ラブコメディー。けんかっ早いヤンキーの土岐(八村)は、見かけによらずピュア男子。ロクに授業にも出ずけんかと説教を繰り返していたある日、唯一自分と向き合ってくれた担任の爽やかイケメン体育教師・佐原(岐洲)に恋してしまう。ヤンキーな土岐が学校に通う理由は「佐原に会いたい!」ただそれだけ。「佐原を知りたい!!」「気を引きたい!!」ピュアすぎる土岐と佐原の不器用でいちずな恋が始まる。 ヤンキーのピュア男子が一目ぼれするほどの爽やかイケメンな清笠高校の体育教師・佐原一狼(さはらいちろう)役に岐洲、佐原にいちずに思いを寄せるピュアなヤンキー・土岐奏(ときかなで)役に八村が抜てき。 土岐のクラスメートで初めての友達・利瀬竜尚(りせたつまさ)役を曽野舜太(M!LK)、佐原と仲の良い高校3年生で、バスケ部エースの眉目秀麗な藤堂慎治(とうどうしんじ)役を松本大輝、慎治の弟・藤堂拓也(とうどうたくや)役を百瀬拓実、佐原の高校生時代の水泳部の後輩にして、のちに清笠高校に新任教師として赴任してくる猫戸湊(ねことみなと)役を堀海登が演じる。 また、オープニング主題歌は、八村が所属するダンス&ボーカルグループ・WATWINGが歌う「I don’t care」。作詞を八村、作曲を八村・UTAが手掛けている。また、アツキタケトモが歌うエンディング主題歌「#それな」は、佐原のことを知りたくてたまらない土岐のもどかしい気持ちを代弁するような楽曲に仕上がっている。 ■土岐が文化祭で白雪姫役に 土岐は問題ばかり起こすヤンキー高校生。ある日、他のヤンキーたちとのけんかが原因で、教頭先生らから厳しく叱責を受けていた。そこへ突然、体育教師の佐原が現れ、事態の仲裁に入る。なぜ自分をかばってくれたのか佐原に尋ねると、佐原は「けんかは駄目だけど、理由も聞かずに怒るのもなって思っただけ」と答え、土岐の傷の手当てをする。その日から土岐は佐原に会いたい一心で、休みがちだった学校に再び通うことを決意する。 清笠高校に文化祭の季節がやってくる。2年C組では、男子生徒全員で「白雪姫」の公演を行うことが決定し、土岐が引き当てた役は、なんと主役の白雪姫。しかも、台本には相手役とのキスシーンが含まれているという。 土岐は嫌々ながらも役に挑む覚悟を決め本番当日を迎えるが、舞台裏では予期せぬトラブルが発生。土岐の相手役であるクラスメートの体調が悪化し、急きょ代役が必要になってしまう。 そして、土岐の知らないうちに、なんと佐原が代役を務めることに。 ■土岐に佐原が唇を寄せていくとハプンニングが…! そうとは知らない土岐が舞台で横たわり目をつむっていると、王子に扮した佐原がやってきて「なんと美しい姫君なんだ」とセリフを口にする。観客たちのざわめきが土岐の耳に届き、さらに土岐はどこかで聞いたことがある声だといぶかしがる。 土岐が薄目を開けてみると王子に扮した佐原が微笑んでいて、土岐は目を見開いて驚き、動揺する。そのようすを見て佐原は笑いを堪える。土岐が佐原に怒った顔を見せると、佐原は人差し指を口に当てて静かにするポーズをし、「目を閉じなさい」とささやく。佐原は目を閉じた土岐の頬を両手で優しく包んで唇を寄せていき、会場も息を飲む。 その時、佐原が足を滑らせてしまい、土岐の口に佐原の口がぶつかって図らずとも直接キスすることに。土岐が驚いて佐原をはねのけて飛び起きると、照明が当たり「生き返ったー!」と演者たちが花吹雪を散らす。土岐は口元の血を手で拭いながら「この日の体育館は荒れに荒れ、俺のファーストキスは血の味がした!」と心の中でつぶやくのだった。 佐原と土岐のハプニングによるキスに土岐とともにどきどきと胸が高鳴った。 ◆構成・文=牧島史佳