ソフトバンクの慶応3兄弟の2人が一緒にお立ち台!次男が2年ぶりタイムリーに三男はプロ2号
◆パ・リーグ ソフトバンク9―4ロッテ(21日・北九州) 正木が2年ぶりの適時打でソフトバンクを今季最多タイの貯金23に導いた。初回に1点を先制して、なおも2死一、三塁。中前にチェンジアップをはじき返した。「打つまで不安だったんですけど、ホッとしました」。新人だった22年9月14日の西武戦以来のタイムリーに小さく拳を握った。 1軍再昇格即「6番・左翼」でスタメン出場。今季は4月4日に1軍登録されながら、2打数無安打で同15日には登録抹消されていた。「後ろを大きくスイングする」とフォーム改造。6月に入って2軍で3本塁打を放ち、潜在能力を花開かせた。 慶応3兄弟の次男坊だ。同高、慶大の先輩、後輩に「負けないよう頑張りたい」。交流戦から台頭している柳町は2学年上で、ルーキーの広瀬は2学年下。背番号も正木31、柳町32、広瀬33と並ぶ。広瀬の4回のプロ2号ソロには「中学から一緒にやってきたから感慨深かった」。世田谷西シニアから盟友の三男坊とともに、お立ち台に上がった。 小久保監督も「いいスイングしてましたね」とご満悦。2位・日本ハムとのゲーム差は今季最大の9.5。慶応ボーイの躍動で、独走態勢をさらに加速させる。(田中 昌宏)
報知新聞社