B1長崎の荒谷裕秀が仙台へ移籍…出場機会減少し「生まれ育った地元で」再出発
11月15日、B1西地区の長崎ヴェルカに所属していた荒谷裕秀が同東地区の仙台89ERSへと完全移籍することが両クラブより発表された。 宮城県出身で現在25歳の荒谷は、189センチ86キロのスモールフォワード。東北高校から白鷗大学へと進学し、2020-21シーズンに宇都宮ブレックスの特別指定選手としてBリーグデビュー。長崎へ移籍した昨シーズンは、リーグ戦48試合に出場し、自己最多の1試合平均6.2得点2.2リバウンド2.6アシストをマークしていたが、移籍2年目の今シーズンはリーグ戦2試合の出場に留まっていた。 今回の移籍発表に伴い、長崎の伊藤拓摩ゼネラルマネージャーは、プレータイムがないなかでも奮闘する荒谷の姿勢を称えつつ、「クラブとしては今後の戦力として必要なピースとなるため、残ってほしい思いも強く、難しい判断ではありましたが本人の意思を尊重し今回の決断に至りました。今後の荒谷選手のキャリアを考えた時によりプレータイムを求められるクラブ、また荒谷選手自身が地元クラブでプレーできることが最善の選択になると思います」と説明。 新天地に渡ることになった荒谷は、両クラブ関係者への感謝を示し、「生まれ育った地元でプロ選手としてプレーする機会は誰もが得られるものではなく、とても楽しみにしています。まだまだ続くシーズンを、ともに闘っていきましょう」と、仙台のクラブ公式サイトを通じてコメントした。 仙台はB1第8節終了時点で、4勝10敗の東地区7位。バイウィーク明けの11月30日から開催される第9節では群馬クレインサンダーズと対戦。長崎とは12月28日・同29日の第15節で対戦する予定だ。
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