「あぶないみずぎ」の見た目にドキッ! 『ドラクエ』魅惑のセクシー防具たち
意外と役立つセクシー防具も!?
国民的RPGとして認知され、いまも確かな人気と高い注目を集めている「ドラゴンクエスト」シリーズは、世代を超えてファンが広がっており、その思い出もプレイヤーの数だけあります。 【画像】「アブない水着」のビジュアルに大興奮!? FC風ドット絵を立体化(5枚) 一方で、誰もが覚えている印象的なイベントや個性的なアイテムも少なくありません。最序盤にお世話になることも多い「こんぼう」や「どうのつるぎ」、回復呪文といえば「ホイミ」、敵に使われて手痛い目を見た「マホカンタ」など、プレイヤー同士で盛り上がる話題が多数あります。 そんな、「ドラクエ」の忘れがたいアイテムのなかには、セクシー系防具もあります。シリーズ黎明期はドット絵なので、実際のビジュアル自体はささやかながら、絶妙なネーミングや攻略本などに掲載された設定イラストのセクシーさで、無意識に想像の翼が広がったことでしょう。 そんな「ドラクエ」のセクシー防具のなかでも、特にプレイヤーに刺激を与えたものは何なのでしょうか。 ●「ドラクエ」セクシー防具の代表的な存在、それは「あぶないみずぎ」 「ドラクエ」におけるセクシー防具の歴史は長く、ナンバリング最新作の『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』にも登場しており、今後の発展にもひそかな期待が集まっています。 そんなセクシー防具の幕開けを飾ったのが、「あぶないみずぎ」です。その名前だけで、セクシーさを否が応でも連想してしまい、当時の「ドラクエ」キッズたちを大いに惑わせました。 「あぶないみずぎ」の素晴らしい点のひとつは、アイテム名で具体的な説明を全くしていない点です。水着というのはもちろん分かりますが、デザインや材質への言及はなく、表現されているのは「あぶない」ことのみ。 ゲーム的なステータスでいえば、守備力がほとんどないので、防具的に「あぶない」と言えます。また、デザインが際どくて「あぶない」可能性もありますし、激しく動くとズレやすいので「あぶない」のかもしれません。想像が無限に膨らむ「あぶない」というネーミングセンスが、非常に優れています。 ちなみに当時のファミコン少年たちの大半は、『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』で「あぶないみずぎ」と初めて出会ったはず。しかし、「あぶないみずぎ」のデビューは、MSX版『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』でした。しかもMSX版だと、魅惑(?)のビジュアルが披露され、そのセクシー具合を確認できます。 ●セクシーなのに実用度も高い「まほうのビキニ」 「あぶないみずぎ」は非常に印象深い防具ですが、経験者がより愛着を抱いているのは「まほうのビキニ」の方かもしれません。この「まほうのビキニ」も『ドラクエ3』に登場し、プレイヤーの心を大きく揺さぶりました。 同じ作品に「あぶないみずぎ」と「まほうのビキニ」というセクシー防具が並び立ち、どちらも装備するとグラフィックが差し替えられます(このふたつに限った話ではありませんが)。そのため、どちらの防具も人気を集める……と言いたいところですが、実用性では「まほうのビキニ」の圧勝でした。 さきほど述べた通り、「あぶないみずぎ」の防御性能はほとんどゼロです。しかし「まほうのビキニ」は高い守備力を持ち、多くの女性職業で装備させたい選択肢に入る優秀な防具です。 耐性や特殊効果などはないものの、セクシーな上に有用度が高いと、まさに良いとこどりの「まほうのビキニ」。『ドラクエ3』のクリアまで、長く愛用した人も多いのではないでしょうか