大分県竹田市で唯一となる小児科の診療所で休診が続いている問題で、市は再開に向けて27日、外部有識者による検討委員会を立ち上げました。 【写真を見る】竹田市立こども診療所　10か月以上にわたって休診　再開のめど立たず　大分 2009年に開設された竹田市立こども診療所は市内で唯一の小児科の医療機関です。診療を1人で担ってきた男性医師が去年7月に入院してから10か月以上にわたって休診が続き、市内の医療体制に影響が出ています。 診療所では医師以外にも体調不良になる職員が相次いだことから、市は働き方など問題点を検証するため、外部有識者による検討委員会を27日立ち上げました。委員会は弁護士と社会保険労務士のあわせて3人が委嘱されました。 初会合は非公開で、市によりますと、これまでの経過を報告したうえで、人員体制や診療時間などの運営管理の問題点について、提言を求めたということです。 （竹田市総務課・筑紫聡課長）「市民のみなさんにはご迷惑をおかけしていることにお詫びを申し上げたい」 竹田市は今後、審議される委員会の答申を得て、早い時期の診療再開を目指しています。