オープンとともに来館客を出迎える中日ドラゴンズの「ドアラ」と中部日本ビルディングの井戸義郎社長

　「中日ビル」（名古屋市中区栄4）が4月23日10時、全面開業した。（サカエ経済新聞） 【写真】「中日ビルに一言」に対してドアラが出した答は「ひと部屋ください！」 　同ビルは2019年5月に建て替えのため閉館。地上33階建ての高層複合ビルとして5年ぶりに開館した。物販店や飲食店、多目的ホール、文化センター、オフィス、ホテルなどが入る。 　オープン前には入店待ちの約1000人が行列。オープン時にはメインエントランスで同ビルを運営する中部日本ビルディングの井戸義郎社長と中日ドラゴンズのマスコット「ドアラ」が来館客を出迎えた。列はオープン後も伸び、同ビルから道路を挟んだところにある広場「サカエ ヒロバス」に及んだ。オープンに先立ち行ったセレモニーには、大村秀章愛知県知事、河村たかし名古屋市長らが駆け付けた。 　大村知事は「多くのにぎわいを生んで、栄地区をもっと元気にして、名古屋駅とのにぎわいと合わせて名古屋を大いに盛り上げてもらいたい」とコメント。井戸社長は「さまざまな機能を持った複合ビル。多くの皆さまに集い、憩い、語らい、楽しんでもらえる交流と発信の拠点になっている。栄のランドマークとして愛されるように、新しい出会いやわくわくが待つビルにしていくので期待してほしい」とあいさつした。 　新しい中日ビルを見た感想を聞かれたドアラは「デカイなぁ、新しいなぁ」とフリップで回答。やってみたいことについては「中日ホールで公演したい」と答え、歌うようなポーズを取ると、井戸社長が「待っております」と返した。「中日ビルに一言」という問いかけに対しては、「ひと部屋ください！」と答えデスクワークをするような仕草とともに専用のオフィスが欲しいとアピール。井戸社長は「検討します」と返した。