夫が「アルファード」を欲しがっていますが、4人家族なら「N-BOX」で十分でしょうか? 週末ドライバーですし、アルファードは高すぎますよね?
大型ミニバンのなかでも人気の車種であるTOYOTA・アルファード。ホンダのN-BOXも、アルファードに並ぶ人気があります。ファミリーカーとしての使用を想定した場合、どちらを購入するかお悩みの方もいるのではないでしょうか。 そこで本記事では、アルファードとN-BOXを比較しながら、ファミリーにおすすめの車の選び方をご紹介します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
アルファードとN-BOXの購入費・維持費の違いはどれくらい?
ファミリーカーといえば、ミニバンを思い浮かべる人も多いことでしょう。アルファードは大型クラスのミニバンで、2002年に登場しました。定員7~8名の3列シートとなっており、3列目シートをはね上げれば大容量のラゲッジスペースも確保できます。 次に、2011年に登場した軽ワゴン車のN-BOXをご紹介します。定員4名ですが大人でも十分な広さを確保できるので、子どもが大きくなってからでも乗り続けられるのが魅力です。N-BOXもまた、2列目シートを倒す・はね上げるなどすれば、自転車のような大きな荷物も運べます。 アルファードとN-BOXの購入・維持にかかるコストを比較してみましょう。 (新車価格) アルファード:540万円~872万円 N-BOX:164万8900円~236万2800円 (燃費) アルファード:16.5km/L~17.7km/L N-BOX:20.3km/L~26.1km/L 新車価格や維持にかかる燃費は、ともにN-BOXのほうが安価に抑えられることがわかります。しかし子どもが増えたり、祖父母などを同乗させたりする機会が多いと、すぐに定員オーバーになる(買い替えなければならない)点に注意が必要です。
4人家族=ファミリーカーは早計? 購入前にチェックすべきポイント
新車価格も定員も大きく異なるアルファードとN-BOX。週末しか乗らないなら、N-BOXで十分に思えます。しかし、ライフスタイルや乗り換えのタイミングによってはアルファードも検討すべきです。そこで、2つのポイントを見ていきましょう。 ■子どもの年齢や3人目の有無 子どもがまだ乳幼児で遠出の機会も少ない場合は、N-BOXで十分かもしれません。 しかし子どもが小学生になり家族での行動範囲が広がると、大容量のラゲッジスペースがあるアルファードが魅力的です。また、子どもが増えることを見越して4人家族のうちからアルファードを選択する考え方もあるでしょう。 一方、子どもが中高生なら再びN-BOXが候補に挙がります。中高生は学業や部活・友人関係で忙しく、家族全員ででかける機会は減ってくるでしょう。そこで普段は小さな車に乗り、大きい車が必要なシーンではレンタカーを併用するのもおすすめです。 ■リセールバリューにも注目 車のコスパを考える際は、リセールバリューにも注目してみましょう。2019年式(令和元年式)における、中古価格は次のとおりです。 ・アルファード Xグレード:約240万円~約400万円 ・NBOX G Honda SENSING:約50万円~約150万円 新車価格が違うので一概に比較はできませんが、アルファードは下取りでも高く売れます。したがって、高く売れるうちに手放すならアルファードもお得に乗り換えられるでしょう。
まとめ
車選びは家族構成だけでなく、ライフスタイルや数年後も見据えて比較することが大切です。とにかく初期費用を抑えたい、家族全員で乗る機会が少ない場合にはN-BOXのほうがコスト面では有利です。 しかし、リセールバリューも考慮するとアルファードも一概に高いとはいえません。そのため、予算や家族の希望も踏まえながら決めると良いでしょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部